はじめて使うInventor |
第11回「Inventor6の新機能 アセンブリ編」 |
はじめに |
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今回はInventorR6のアセンブリの新機能を見ていきましょう。 | ||||
前回使用した穴開きの円柱パーツを今回引き続き使用します。 | ||||
メニューバーの[ファイル>開く]より[Standard.iam]を選択します。 | ||||
パネルバーより[コンポーネントを配置]を選択します。 前回使用した円柱パーツのiptファイルを選択し、作図領域に配置します。 |
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「Content Library」 | ||||
ブラウザの[モデル]をクリックすると、[ライブラリ]というものがスタックされています。 Inventor6から、この新しい標準部品ライブラリ機能がInventorのアセンブリ環境に含まれるようになりました。 |
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[ライブラリ]を選択すると、ブラウザの表示が左のように変わります。 ここから、標準部品を選択し、アセンブリファイル上に直接ドラッグ&ドロップすることができます。 |
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ダブルクリックで、標準部品>JIS>ねじとねじ付きボルト>ちょうボルト>JIS
B1184 と順に選択していきます。 表示される左図の画面で、サイズの選択をします。今回は呼び径を5,呼び長さを10と指定します。 |
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部品のプレビュー画面の左下にこのようなアイコンがあります。このアイコンを作図領域まで直接ドラッグ&ドロップすると、部品がファイルに挿入される仕組みになっています。 |
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早速、このアイコンを作図領域にドラッグ&ドロップしてみましょう。 | ||||
アセンブリファイルを新規作成してから保存をしていなかったため、左のメッセージが出ます。 [OK]を押してダイアログを閉じ、アセンブリファイルを保存します。 |
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再度、ドラッグ&ドロップしてみると、アセンブリファイル内に配置できたと思います。
右クリックメニューの[完了]を選択してコマンドを終了します。
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「拘束の相手」 | ||||
それでは、2つのコンポーネント間に拘束を追加します。 | ||||
アセンブリパネルより[拘束]を選択、ダイアログの[アセンブリ]タブ内で[挿入]を選びます。左図のようにエッジを選択して挿入拘束を付加します。 | ||||
左図のように配置されたら完成です。 [OK]を押してダイアログを閉じます。
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ブラウザで各コンポーネントのツリーを左のように展開します。 | ||||
円筒コンポーネントのツリー内の拘束[挿入]を右クリックし、[拘束の相手]を選びます。 | ||||
すると、ちょうボルト側の拘束の[挿入]がハイライトされます。 大規模で複雑なアセンブリを作成している時に、拘束の相手をすぐに確認できる、役に立つ機能です。 |
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「アセンブリフィーチャ」 | ||||
[アセンブリパネル]を見てみると、[押し出し][穴][面取り]といったパーツフィーチャで見たことのある項目が今回から新規に追加されています。
これらはパーツ環境のフィーチャとはどのように違うのでしょうか? |
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アセンブリ フィーチャはパーツ
フィーチャに非常によく似ていますが、複数のパーツに影響すること、アセンブリ環境で作成されること、アセンブリ ファイルに保存されることが異なります。アセンブリ
フィーチャの定義はそれぞれのコンポーネントには渡りません。
アセンブリ フィーチャには、面取り、押し出しのカット、穴があります。作業フィーチャや、その作成に使用するスケッチも含まれます。 |
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それでは、今回はアセンブリ面取りフィーチャを追加してみましょう。 | ||||
アセンブリパネルから[面取り]を選択します。 | ||||
一見、パーツフィーチャのものと変わらない面取りダイアログが表示されます。
距離を1mmに設定します。 |
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円筒パーツの外側のエッジを選択します。 [OK]を押してダイアログを閉じます。 |
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面取りが作成されました。 ここで、ブラウザを見てみましょう。 |
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[面取り1]フィーチャが追加されていますが、円筒コンポーネントにではなく、アセンブリファイルの直下に追加されています。 本日の内容はここまでです。 |
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