lesson37-寸法スタイル管理2
寸法スタイル管理の修正をクリックすると一番初めに表示されるタブが「寸法線と矢印」です。
その他のタブには、「寸法値」「フィット」「基本単位」「変換単位」「許容差」と全部で6個あります¡
「寸法線と矢印」はそれぞれの形状や位置、「寸法値」は表示される寸法文字の形状、「フィット」は寸法全体の位置や形状、「基本単位」寸法値の表示方法、「変換単位」は寸法値に他の単位を付加したい時に使います。「許容差」はそのままです。例えば、寸法全体を大きくしたい場合はフィットにある全体の尺度を変更すれば、文字や寸法線をそれぞれ変更しなくても済みます。
 
今回はとりあえず、「寸法線と矢印」を見てみましょう。
 
 
寸法線と矢印
寸法線
寸法値が表示されている個所に引かれる線分です。
 
「色」「線の太さ」
適当なものを選択するとそれぞれ変更されます。右にあるプレビュー画面にその変化が表示されるので、直ぐに分かると思います¡「線の太さ」はプレビューには表示されません。またメニューの形式から線の太さで「線の太さを表示」にチェックを入れないと画面上には表示されません。印刷時にはどちらでも大丈夫です。
色を緑に変更して、左側の寸法線を省略
 
「寸法線延長長さ」
矢印形状に波型、ティック、なしなどを選択している時にアクティブになります。補助線よりも伸ばしたい場合に使います。
 
並列寸法の寸法線間隔
プレビューには表示されません。並列寸法の場合に直前の寸法線との距離を決めます。
 
 
省略
寸法線の右か左を指定して省略することが出来ます。プレビューに表示されるので分かると思います。
 
 
寸法補助線
対象物からの線分
「色」「線の太さ」「補助線延長長さ」
寸法線と同じです。「補助線延長長さ」は矢印形状に関わらず、変更できます。
 
 
「起点からのオフセット」
寸法を測る対象物からどのくらいの位置で補助線を引くのかを決めます。これもプレビューに表示されます。
省略
寸法線と同じです。
 
矢印
「1番目」「2番目」「引き出し線」
それそれの形状を選択できます。ユーザ定義矢印はブロック作成しておいた形状を矢印として使うことができます。
作り方は簡単で、ブロックを作ってこのブロック図形を指定するだけです。
ユーザ定義矢印を作るには?
先ずブロックを作ります。この時、挿入基点を右端にします。
本当はどこでもいいのですが、寸法線は図形の中心を、寸法補助線はブロックの基点にそれぞれ位置合わせされます。なのでそれを考慮しながら基点を決めてください。とりあえずは作ってみて、その後に微調整してください。
大きさは縦横 0.83と2.5くらい
 
ブロックが出来たところで、寸法スタイル管理から矢印の「ユーザ定義矢印」を選択します。ダイアログが表示されるので、先ほど作成したブロックを指定します。
プレビューに表示されてきます。問題なKれば、OKボタンを押して閉じます。
 
 
適当な寸法を入力して、どのような寸法になるか確認してみてください。
左右で上下が逆になっています。矢印を作るときには、この辺も考慮しないといけないみたいです。
 
 
矢印のサイズ
そのまま、矢印のサイズだけ変更したい場合に。
 
円の中心マーク
いまいちよく分かってないです。半径や直径寸法の時に円の中心にマークが出たような気がします¡
いまやって見ると中心記入をしないと何も変らなかったです。
 
タイプ
マークが十字で、線分が破線かな?。
 
次回は寸法値を見ていきましょう。