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ホーム > AutoCAD > 図形の作成 5
週刊CAD講座 AutoCADの基本

第10回 図形の作成 5

     
前回簡単な図形をあげておきましたので、早速作ってみましょう。

 

円の作成から

     
メニューの「作成」から「円」の「中心、直径」を選択します。ツールバーは丸いやつです。ショートカットは「C」。
適当な点を指定します。
「円の半径を指定 または [直径(D)]: _d 円の直径を指定: 25」と表示されたら、「25」と入力します。

 

     


Enterキーを押すかマウスの右クリックで「25」の円が作成されます。
これで外側の外形が出来ました。

次にもう一度円コマンドを使います。
Enterキーを押すか、マウスの右クリックをします。
直前に使用されたコマンドが起動します。

 

     

オブジェクトスナップを使いますので、ステータスバーの「OSNAP」ボタンを押すか、「Shift」キーを押しながらマウスの右クリックをします。ボタンを押した場合は定常オブジェクトスナップ、「Shift」キーを使った場合は一時オブジェクトスナップになります。
この場合は円の中心を決めたいので、どちらの場合でも「中心」を選択します。

 

     

先ほど描いた円の中心がきまりましたら、直径を「10」で円を描きます。
同様にして直径「5」の円を描きます。

 

      残り4つの円を描きます。
円コマンドを呼び出し、一時オブジェクトスナップを使います。
(中心線が描かれていませんので、正確な位置が把握できなかったかもしれません。でも、4つの穴は円の中心から四方に伸びていると考えてください。)
      ポップアップメニューから「基点設定」を選択します。
「_from 基点:」と表示されますので、外側の円の「四半円点」を選択します。(この場合もオブジェクトスナップを使います。)

     


「<オフセット>:」と表示されましたら、「@3.5,0」と入力します。(「3.5」は外側の円から小さい円の分を引いたものです。)



これで中心が取れたと思います。(ラバーバンドがどこから伸びているかを確認知れ見てください。)

半径「1.8」の円を描きます。

同様にして4つの円を作成して、完成です。
(残り3つの円を作成する場合、基点設定のオフセット距離の方向は違ってきます。例えば、真下の四半円点から「3.5」上に取る場合は「@0,3.5」で、右から左に取るには「@-3.5,0」になります。)

 

配列複写(ARRAY)を使うと

     
先ほど基点設定を使い、4つの円を作成しました。
次にもっと簡単な方法の「配列複写」を使って見ましょう。
配列複写は基準図形を複数個同時に複写(コピー)できます。

小さい円を一つ書いたら、配列複写コマンドを呼び出します。
メニュー「修正」の「配列複写」。ツールバーは四角が4つ並んだやつ。ショートカットは「AR」です。

     
ダイアログボックスが表示されます。
上のほうに「円形状配列複写」と書かれたラジオボタンがありますので、選択します。
すると下の画面が変わります。

     
ここですることは、何を、どこを基点にして、何度コピーするのかを決めます。
この場合、小さい円を大きい円の中心を基点にして、自分を含めて4回コピーします。

 

     

では実際に、
右上にある「オブジェクトを選択」ボタンを押します。
小さい円を選択します。

 

 

     

中心点のボタンを押します。
外側の大きな円の中心を選択します。(勿論オブジェクトスナップを使って)

     
複写の回数を「4」回にします。
     

全体の複写角度が360になっていることを確認して「プレビューボタン」を押します。
図形が思ったとおりの形状になっていれば、そのまま「受け入れ」し、違っているようなら「修正」します。

注意することとしては、複写の回数は複写元の図形を含めて何回行うかになります。

基点設定を使った場合よりもずっと楽になったと思います。

後はこの図形を参考に、寸法を入れてみたり、側面図を書いてみたりしてみてください。

 

次回は

     
今回はじめて図形を作成してみました。どうだったでしょうか?
結構面倒だったかもしれません。しかし完全オリジナルの図面を作成する時は大体似たようなような感じになると思います。

次回は図形の編集です。