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ホーム > AutoCAD > もうちょっと細かい印刷設定
週刊CAD講座 AutoCADの基本

第25回 もうちょっと細かい印刷設定

     
とりあえず、印刷できるようになったら、次に「印刷デバイス」タブの項目を見ていきましょう。
ここの設定は2000になってから非常に多くなってしまったので、必要なところだけに絞っていきます。

 

印刷デバイス

      印刷デバイスでは主にプロッタの設定と印刷スタイルテーブルの設定を行います。

プロッタの設定
これはどこへ出力するかを選択します。プロッタのほかプリンタやPDFへの出力時にもここを切り替えて使います。
お使いのプロッターやプリンターがここに表示されていない場合は、一度戻ってプロッタの設定から行わなければなりません。

  
「プロッタ管理」から「プロッタを追加ウィザード」でプロッタを追加。

印刷スタイルテーブル
これは印刷するときの色、線種、ペン番号なんかを設定します。印刷デバイスではこの設定が一番のメインになるんじゃないかな。

ここの項目はメニュー「ファイル」から「印刷スタイル管理」からでも同じものを作ることができます。R14やLT98なんかを使っていた人は2000にその設定ファイルだけをもってくることもできます。PCPとかPC2とか書いてあるとこです。

では、「新規作成」ボタンを押してみましょう。
印刷スタイル追加のウィザードボックスが表示されると思います。
3つほどの項目が表示されていると思います。ここでは「ゼロからスタート」を選びます。
他の項目は昔のR14やLT98などの設定をそのまま取り込む場合に使います。

ファイル名を入力するように言われます。適当な名前でかまいません。

次に行くと早くも「完了」のボタンが表示されてしまいましたが、まだ何もやっていないので「完了」ボタンは押さないでください。
「印刷スタイルテープルエディタ」のボタンを押します。
3つのタブが表示されていると思います。「テーブル表示」と「フォーム表示」は見た目が違うだけでやってることは同じことですんで、自分が使いやすいほうを選んでください。

色の設定
確かR14やLT98までは色を出すためにペン番号と色を合わせていたと思います。2000からは「オブジェクトの色を使用」という項目が追加されたので、通常印刷する場合はそのまま「オブジェクトの色を使用」を使うのがいいんじゃないかと思います。そうしておけば、印刷設定でペン番号と色を組み合わせなくても今見ているままが印刷されるようになります。

同じことが「線種」「線の太さ」などにもいえます。特に変わった使い方をしなければ、いけない場合を除いて「オブジェクトの云々」を使うようにしておきましょう。

あと使いそうなところといえば、「出力範囲」くらいかなあ。
連続印刷したい場合に、使いますが、ペーパー空間を使ってレイアウトしてあげないとあんまりウマミがないみたいな気がします。
連続印刷するだけなら、AutoCADやMDTなどについてくる、「パッチ印刷ユーティリティー」って言うのがあるので、これでいいんじゃないでしょうか?

それから出力範囲に書いてある「タブ」はモデル、レイアウト1、レイアウト2とかに当たります。この辺はペーパー空間を使わないといけないんでペーパー空間をやった時にもう一度印刷を見直して見ましょう。

 

困ったときは

      印刷で困ったときは、ドライバのアップグレードが一番だと思います。使っているプロッタのメーカホームーページから型番にあったドライバをダウンロードして更新してあげると大抵直ると思います。

あと、これまで出来ていたことが突然できなくなった場合は、メッセージがあればそれを頼りに原因を究明します。でも、ちょっと調べて分からなければ、再インストールしたほうが結果的に楽だと思います。あれこれ悩むよりずっといいです。

その他で言えば掲示板に問い合わせてみるくらいかなぁ。

 

次回は

     

次回はペーパー空間を扱いたいと思います。でも、その前にもう一度2Dと3Dの違いについてのお話をします。
というのはこの間2D図面をそのまま3次元化する方法を教えてくださいって言うのがあったんです。自分はそんな方法はないですよって3面図から3次元形状を作りたいんなら、それ専用のソフトをいれないと駄目ですよって。
そしたらその人ものすごく怒り出しちゃったりして、、、。
折角教えたのになんで怒られなあかんねんとその時ものすごく虚しさを覚えたんで、そういうことがないようにもう一度3次元のお話をしておきます。