| はじめて使うInventor |
第2回「パーツモデリング」 |
スケッチとフィーチャ |
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| Inventorを含め、3D CADでパーツをモデリングするには、ベースとなるフィーチャを作成し、それに対してさらにフィーチャーを追加していきます。 フィーチャにはその成り立ちから、主に4つの性質に分類できます。 |
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| 1)スケッチを用いて作成するもの 押し出し、回転、リブ、ロフト、スイープ、コイル、穴 等 |
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| 2)既存のフィーチャに対して形状の変化を与えるもの シェル、ねじ、フィレット、面取り、面の勾配、矩形状パターン 等 |
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| 3)フィーチャ作成やアセンブリ拘束の時、位置情報を参照するもの 作業面、作業軸、作業点 |
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| 4)satやSTEPなどのファイルから読み込んだ形状 | ||||
![]() パーツモデルとは区別して、「ソリッドモデル」と呼ばれるものです。主にベースフィーチャとして用いられ、ブラウザ上では[基準]と表示されます。 |
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今回は、作図領域にスケッチを作成し、それをもとにベースフィーチャを作成します。そしてフィーチャを追加していき、ベースフィーチャの形状を変化させていきます。
左図の豆ジャッキを作成します。 |
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| Inventorを起動し、[ファイルを開く]ダイアログから[Standard.ipt]をダブルクリックして、パーツファイルを新規作成します。 | ||||
| (1)スケッチの作成 | ||||
作図領域にスケッチを作成します。Standard.iptファイルを開いた直後は、作図領域の背景が方眼紙のような模様になっていて、パネルバーは[スケッチ]となっています。 さっそく、スケッチを作成していきましょう。 |
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![]() [スケッチ]パネルバーから、[線分]コマンドを選択し、左図のようにスケッチを描きます。 大まかな感じで構いません。 |
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線分を描いていると、特定の条件下で記号が表示されることがあります。これは「拘束」と呼ばれるもので、線分間の位置関係を定めるものです。 左図では、2線が常に平行な状態を保つよう定義されます。 |
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| 拘束には他に上のようなものがあります。 スケッチを描き終わったあとに、パネルバーの[拘束を表示]で拘束を表示させて、拘束を追加したり不要な拘束を削除したりできます。 |
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寸法を追加します。スケッチの底辺のエッジをクリックすると、エッジの色がハイライトされ、寸法線が表示されるのでそのまま寸法を入力したい位置でクリックします。 [寸法を編集]ダイアログが表示されます。 |
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左図のように、寸法が配置されました。 |
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![]() 順次、他のスケッチ線にも寸法を入れていきます。 |
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![]() 寸法線を入れ終わったら、パネルバーの[拘束を表示]を選択し、平行な斜め向きの線2つを選択します。 線に付加されている拘束記号が表示されます。非表示にする場合は×マークをクリックします。 |
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作図領域の背景が無地になり、パネルバーは[フィーチャ]となっています。
これより、作成したスケッチにフィーチャを追加し、3Dモデルを作成していきます。 |
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| (2)ベースフィーチャを作成 | ||||
![]() パネルバーより[回転]コマンドを選択します。 |
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![]() [回転]ダイアログが表示されます。[形状]領域の[軸]がアクティブになっています。 回転の中心軸として、左図の線を選択します。 |
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[プロファイル]ですが、今回のスケッチでは自動的に選択されているので選択の必要はありません。フィーチャの種類が[結合]、回転範囲が[360度]になっているのを確認し、[OK]を押します。 |
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![]() 3Dパーツが作成されました。
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![]() 画面左下のブラウザを見ると、[回転1]フィーチャが追加されています。+ボタンをクリックすると、中には[スケッチ1]があります。 |
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| (2)フィーチャを追加 | ||||
![]() 次に、左図を参照してパーツのエッジにフィレットを追加します。 |
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![]() パネルバーより[フィレット]を選択します。 |
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![]() R2のフィレットをかけるエッジを選択します。 [フィレット]ダイアログの[固定]タブ内で数値を2と入力し、Enterもしくは白い領域をクリックします。 |
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選択したエッジが緑色にハイライトされます。ここでOKを押してしまわず、R3のフィレットも同時に追加しましょう。 |
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ダイアログ内の[追加するにはここでクリック]を選択します。 |
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[0個選択されました]の列が新たに追加されます。 |
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数値を「3」と入力してEnterし、R3のフィレットを追加するエッジを選択します。 |
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選択したエッジが緑色にハイライトされます。これですべてのフィレットをかけるエッジが選択されました。 [OK]を押してダイアログを閉じます。 |
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![]() フィレットが追加され、パーツが完成しました。 ファイル名をjack.iptとして保存します。 |
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| 次回は、スケッチ作成の時に役立つポイントなどをご紹介します。 |
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